プラネタリウム

平成3(1991)年~平成22(2008)年までの一般番組(季節の番組)

1991年(平成3年)の開館以降、私たちが制作・投映したプラネタリウム一般番組(季節の番組)です。
天文をテーマに、その時々の話題を取り入れるのはもちろん、さまざまな新しいジャンルに挑み、新しい演出スタイルを取り入れながらオリジナルの番組を制作し続けてきました。

2006年(平成18年)までの番組は、星空以外の映像はスライドやビデオ、音響は8トラックテープで制作したため、現在のプラネタリウムでは投映することはできませんが、これまでにない新しい番組を追求した経験と、制作を通して蓄積した様々なノウハウは、私たちのかけがえのない財産として今も生きています。

1991年(平成3年) 1992年(平成4年) 1993年(平成5年) 1994年(平成6年) 1995年(平成7年) 1996年(平成8年) 1997年(平成9年) 1998年(平成10年) 1999年(平成11年) 2000年(平成12年) 2001年(平成13年)2002年(平成14年) 2003年(平成15年) 2004年(平成16年) 2005年(平成17年) 2006年(平成18年) 2007年(平成19年) 2008年(平成20年)

1991(平成3)年度

太陽・母なる星
番組パンフレットの表紙

 当館の記念すべきオープニング番組では、私たちにとって最も身近な星である『太陽』をテーマにとりあげました。
 太陽物理学の第一人者である日江井榮二郎・国立天文台教授(当時)に番組の案内役としてビデオで登場していただき、太陽の中はどのようになっているのか、そして太陽の表面や周囲ではどんな現象が起きているのかを、内外の研究者から提供された貴重な映像をふんだんに使って解説しました。
 また、ヨーロッパとアメリカが共同で打ち上げた太陽探査機『ユリシーズ』にもふれ、実際にユリシーズ探査機から見た太陽系の様子をプラネタリウムで再現しました。
(平成3年7月21日~9月16日投映)

番組パンフレット VOL.1(PDF)

超新星・天文学を変えた星
番組パンフレットの表紙

 何の前触れもなく、今までなかった星が現れ、しばらくの間明るく輝くことがあります。『超新星』と呼ばれているこの現象は、実は新しい星ではなく、重い星が大爆発を起こした姿なのです。この番組では、天文学に大きな影響を与えた『カニ星雲』の研究を中心に、この『超新星』を解説しました。
 天喜2(1054)年7月、おうし座に超新星が現れました。番組はこの時の様子を再現するところから始まり、その700年後、同じ場所に発見された『カニ星雲』が、超新星の残骸だということがわかるまでを紹介しました。また、電波望遠鏡によってカニ星雲の中に発見された天体、パルサーについても解説し、驚異に満ちた星の一生のドラマをドームいっぱいに描いていきました。
(平成3年9月21日~12月1日投映)

番組パンフレット VOL.2(PDF)

マゼランの大航海
番組パンフレットの表紙

 マゼランの世界一周航海をメインテーマにして、大航海時代の天文航法、そして南半球の珍しい星座などを、ドキュメンタリータッチで描きました。
 マゼランの時代、東南アジアの島々へはアフリカの喜望峰を通る東回りの航路が使われていましたが、地球が丸いと信じたマゼランは、前人未到の西回り航路で東南アジアを目指しました。未知の海を進むマゼランたちは、太陽や星の高さを測って自分たちの位置を調べながら、船を進めていたのです。
 また、この時代の船乗りたちは、初めて見る南半球の星空に新しい星座を作っていきました。番組では珍しい南半球の星空もたっぷり楽しんでいただきました。
(平成3年12月7日~平成4年3月1日投映)

番組パンフレット vol.3(PDF)

〔隕石〕宇宙からのメッセージ
番組パンフレットの表紙

 突然天から降ってきて、時には大きなクレーターを残すこともある隕石。番組ではそんな隕石の秘密に迫りました。
 昭和61(1986)年に香川県国分寺町に隕石が落ちました。この隕石の軌道を逆にたどってみると、火星と木星の間からやってきたことがわかります。このあたりにたくさんある『小惑星』が、多くの隕石のもととなっているようです。
 また、隕石を詳しく調べることで、その隕石がどのようにして作られたのか、そして私たちの太陽系がどのようにして作られたのかを知るヒントを得ることができます。
 隕石は、そんなはるか昔の宇宙からのメッセージを秘めて地球にやってくるのです。
(平成4年3月7日~5月31日投映)

番組パンフレット vol.4(PDF)

1992(平成4)年度

ザ・ミルキーウェイ~天の川から銀河系へ
番組パンフレットの表紙

 私たちの銀河系をテーマにしました。
 昔から、人々は天の川の正体について、いろいろと想像してきました。しかし、それが私たちの太陽系を含むたくさんの星たちの集まり『銀河系』を中から見た姿だということに気がついたのは、つい最近のことでした。
 番組では、ハーシェルやカプタインなど、さまざまな天文学者の努力によって銀河系の本当の姿がわかるまでを紹介しました。また、銀河系の最新の姿や、このような銀河が私たちの宇宙をつくっていることにも触れました。
(平成4年6月6日~8月30日投映)

番組パンフレット vol.5(PDF)

隠された太陽 SOLAR ECLIPSE
番組パンフレットの表紙

 平成4年12月24日に起きる部分日食に合わせて、『日食』をテーマに取り上げました。
 新月の時に必ず日食が起こらない理由、日食が起きる周期、皆既日食と金環日食、そして平成3年7月のメキシコ日食の様子などを、プラネタリウムを使ったシミュレーションやビデオ映像などを使って解説しました。
 番組では、コーナーごとに客席のボタンを使ったクイズを行うなど、まるで後の『クイズ!スター&プラネット』を思わせるような試みも行いました。
(平成4年9月5日~11月29日投映)

番組パンフレット vol.6(PDF)

遙かなる宇宙 未知の生命を求めて
番組パンフレットの表紙

 この宇宙に、私たち以外に生命は存在するのでしょうか。この番組では、SETI(セチ)と呼ばれる宇宙人探しをテーマにしました。
 いろいろなSF小説に宇宙人が登場したり、惑星探査機に宇宙人へのメッセージを積んだりするように、人々は宇宙人の存在に夢を持っていました。しかし、惑星の探査が進むにつれて、この宇宙に生命が誕生する条件は非常にきびしいこともわかってきました。
 それでも、人類は、電波望遠鏡を使って宇宙人からやってくる電波を探したり、逆に宇宙人に向けたメッセージを送ったりしています。
 番組では、宇宙人を探すことに、どんな意義があるのかを考えていきます。
(平成4年12月5日~平成5年2月28日投映)

番組パンフレット vol.7(PDF)

太陽系の発見
番組パンフレットの表紙

 『太陽系の発見』というテーマで、2つの全く違うタイプの番組を上映するという、今までにないオムニバス形式の番組です。
 『太陽系の発見1』では、天動説の時代にコペルニクスが地動説を発表するまでの苦悩をドキュメンタリータッチで紹介しました。ナレーターは、森本レオ氏です。
 『太陽系の発見2』では、スペースプレーンで太陽系をめぐりながら最新の太陽系の姿を紹介しました。ナレーションは一切使わず、音楽と効果音、そしてCGや全天周映画を使って臨場感ある太陽系旅行を演出しました。
(平成5年3月6日~7月11日投映)

番組パンフレット vol.8(PDF)

1993(平成5)年度

宇宙への挑戦 SUBARU 1999
番組パンフレットの表紙

 日本がハワイに建設している巨大望遠鏡『すばる』をテーマに、望遠鏡の発明から巨大望遠鏡時代までの歴史、さまざまなハイテク技術を駆使した『すばる』の特徴、『すばる』によって解明が期待されている宇宙の謎を、国立天文台などから提供された資料をもとに紹介しました。
 新しい試みとして、入場時と退場時のBGMをハワイの雰囲気で統一したり、星座解説を『今夜のハワイの星空』とするなど、観客がドームに足を踏み込んでからドームを後にするまでの演出を徹底的にハワイの雰囲気に統一してみました。
(平成5年7月17日~10月11日投映)

番組パンフレット vol.9(PDF)
土星をさぐる ガリレオからカッシニ探査機まで
番組パンフレットの表紙

 この年、秋から冬の宵の空には土星が明るく輝いていました。そこで、土星をテーマに取り上げました。
 夕暮れの『かつしかハープ橋』の彼方に輝く土星のシーンから始まり、その観測の歴史、土星の素顔、ボイジャーやハッブル宇宙望遠鏡による探査、そしてカッシーニ探査機による土星探査計画を紹介しています。
 番組では新たな試みとして、カッシーニ探査機とその軌道を紹介するCGを制作しました。絵の動かないスライドと違い、探査機の形や、カッシーニの複雑な軌道もわかりやすく表現することができました。
(平成5年10月16日~平成6年1月9日投映)

番組パンフレット vol.10(PDF)

トゥ・ワールズ・ビヨンド 遙かなる世界へ
番組パンフレットの表紙

 アメリカのサンディエゴにあるルーベン・H・フリート宇宙劇場で制作され、高い評価を受けた番組『To Worlds Beyond』を独自に輸入し、日本語版を作りました。アメリカのプラネタリウムの番組を日本で投映するというのは、ほとんど例がありません。
 番組のテーマは太陽系。惑星の素顔、他の恒星の惑星系、そして将来の探査計画などをテンポよく紹介。日本語版のナレーターには俳優の佐藤慶氏を起用しました。
 アメリカのプラネタリウム番組は、多数の映像機器を使う迫力ある演出が特徴です。この番組では当館の機器を限界まで使って、オリジナルを超える演出をめざしました。
 この番組の日本語版制作は、アメリカのプラネタリウム研究会でも発表し、注目されました。
(平成6年1月15日~4月10日投映)

番組パンフレット vol.11(PDF)

1994(平成6)年度

天の川の四季
番組パンフレットの表紙

 元名古屋市科学館プラネタリウムの名解説者・山田卓さんのフリートークだけで構成された、シナリオのない異色の番組です。星空の魅力を知り尽くした山田さんの語りは、いつの間にかプラネタリウムではなく本物の星空を見ているような気分にさせてくれます。
 テーマは『地上から見た銀河系』。四季おりおりの星座や天の川の見え方を紹介しながら、私たちの銀河系の姿を浮きぼりにしていきます。
 この番組は、福岡県青少年科学館で開かれた日本プラネタリウム協会の総会でも同科学館のプラネタリウムを使って上映され、全国の関係者から高い評価をいただきました。
 平成22(2010)年制作の『シンフォニー・オブ・ユニバース第2番』の原点となった番組です。
(平成6年4月16日~6月26日投映)

番組パンフレット vol.12(PDF)

クイズ・スター&プラネット 月
番組パンフレットの表紙

 客席にある回答ボタンを使って観客にさまざまな問題に挑戦していただく、本格的なクイズショー仕立ての番組に挑戦しました。
 アポロ11号の月着陸から25周年を記念して、テーマは『月』。ナビゲーター役の伊津野亮さんがアドリブを交えながら、アポロ計画、月のクレーター、地球から見た月、月から見た地球などについての問題を出していきます。
 番組の中でも解説者が進行役として登場し、録音されたテープを流すだけの番組とは明らかに違う緊張感のある番組になりました。
 いろいろと新しい試みを取り入れた斬新な番組だったにもかかわらず 非常に好評で、『クイズ・スター&プラネット』は夏の名物番組としてシリーズ化されていくことになります。
(平成6年7月2日~9月25日投映)

番組パンフレット vol.13(PDF)

星座の歴史をたずねて
番組パンフレットの表紙

 星座の歴史をテーマにしました。  番組は古代メソポタミア、ギリシャ、大航海時代、20世紀の4つのパートにわかれ、『星座』がどのように生まれ、発展し、やがて整理されていったかを解説していきます。前作同様、各パートの導入を解説者が担当することで、後半の星座解説を含めた番組全体を一つのショーとしてまとめてみました。ナレーターは俳優の渡辺篤史さんでした。
 この番組の見どころは、ペルセウス王子とアンドロメダ姫のギリシャ神話を題材にしたレーザーショーです。語りを一切使わず、クラシック音楽と効果音、そしてレーザー光線だけで迫力ある演出を行いました。
(平成6年10月1日~平成7年1月8日投映)

番組パンフレット vol.14(PDF)

スターウォッチングに出かけよう!
番組パンフレットの表紙

 一年でいちばん星空が美しい冬に、星との楽しいつきあい方を紹介する番組を企画しました。
 スターウォッチングに向いた場所はどこか、星座の探し方のコツ、いろいろな天体、星を見る時に持っていると便利なもの、望遠鏡と双眼鏡、そして自分流のスターウォッチングの楽しみ方などについて、ナレーターの水谷優子さんと解説者のやりとりを通して解説しました。
 また、客席のボタンを使って星空を見に行く場所を多数決で決めたり、番組が終わった後で星座早見盤の使い方教室を行うなど、見る人も参加できるような番組になりました。
(平成7年1月14日~4月9日投映)

番組パンフレット vol.15(PDF)

1995(平成7)年度

沖縄の星物語
番組パンフレットの表紙

 沖縄の八重山諸島には、数々の星の伝説が残っています。その中から竹富島の『星砂の物語』、石垣島の『ムリブシオガン』『南の島の王様』の伝説を、星の伝承の研究家からいただいた資料をもとに紹介しました。
 音楽でも、八重山諸島に古くから伝わる、すばる星を歌った『ムリカ星ユンタ』をこの番組のために再現したほか、りんけんバンドの『黄金三星』『ムリカ六星』を挿入するなど、星にちなんだ沖縄の音楽を取り入れました。
 番組は、都会を離れて一人旅をする女性のモノローグでつづられます。声の出演は島本須美さん(声優)でした。
(平成7年4月15日~7月9日投映)

番組パンフレット vol.16(PDF)

クイズ!スター&プラネット 太陽系と地球の生命
番組パンフレットの表紙

 客席のボタンを使ったクイズショー仕立ての番組の第2弾です。
 リポーター役の伊津野亮さんと解説者がかけあい、観客がクイズに答える形で番組が進行する『クイズ・スター&プラネット』の続編です。
 生命が存在する惑星を求め、伊津野さんが火星や金星、木星や土星など太陽系の星々を飛び回りながらリポートし、クイズを交えながら、なぜ地球だけに生命が存在するのかを考えて行きます。
(平成7年7月15日~9月24日投映)

番組パンフレット vol.17(PDF)

ピラミッド・ミステリーinプラネタリウム
番組パンフレットの表紙

 大ピラミッドと星信仰の謎を取り上げた本『オリオン・ミステリー』が話題になっていたのに合わせて企画した番組です。
 エジプトのギザにある三大ピラミッドとオリオン座の三つ星の並び方が似ているという説を取り上げながら、古代エジプトの星空を再現したり、古代エジプトの人々の星への信仰について紹介しました。
 番組の制作にあたっては、早稲田大学古代エジプト調査室やエジプト大使館などの協力をいただきました。
(平成7年9月30日~平成8年1月7日投映)

番組パンフレット vol.18(PDF)

アイズ・オブ・ハッブル~ハッブル宇宙望遠鏡の挑戦~
番組パンフレットの表紙

 世界最先端のプラネタリウムとして評価が高かったピッツバーグ(アメリカ)のカーネギー科学館が制作した番組『Through the Eyes of Hubble』を日本語に翻訳し、国内で初めて上映しました。日本語版のナレーターは女優の壇ふみさんです。
 望遠鏡の歴史やハッブル宇宙望遠鏡による数々の発見を、最新のデータと映像、高品位なCGをふんだんに使って紹介する迫力ある番組です。特にスペースシャトルによるハッブル宇宙望遠鏡の修理のシーンなどは、アメリカならではの実写映像を豊富に使って紹介されました。
 当館が翻訳した『アイズ・オブ・ハッブル』は、日本各地のプラネタリウム館でも上映されるなど、大きな反響を呼びました。
(平成8年1月13日~4月7日投映)

番組パンフレット vol.19(PDF)

1996(平成8)年度

COMETS IN HISTORY 人々が見た彗星の歴史
番組パンフレットの表紙

 古代中国の彗星占い、アステカ帝国の滅亡と彗星のエピソード、1910年のハレー彗星接近の時のパニックなど、人々と彗星が歴史の中でどのように関わってきたのかを紹介しました。
 偶然にも番組制作中に百武彗星が発見され、3月下旬には0等級にまで明るくなりました。そこで番組後半部分では、百武彗星が接近した頃の見え方などについても紹介することにしました。
(平成8年4月13日~6月23日投映)

番組パンフレット vol.20(PDF)

クイズ!スター&プラネット'96
番組パンフレットの表紙

 いまや当館の名物となった、客席のボタンを使ったクイズショーの第3弾。  リポーターは今回も伊津野亮さん。『涼しい』をテーマに、『涼しい評論家』となった伊津野さんが南極、海王星、野辺山高原、夜の墓場、ロンドンなどから宇宙の涼しい話題をリポートし、クイズを出題します。
 最後のクイズの成績によって『ご褒美編』『罰ゲーム編』の2つの結末を用意。その後の『スタプラ』シリーズの形がここで完成しました。
 この番組は、ちょうど大阪で開かれていたプラネタリウムの国際会議でも紹介し、会議後に海外のプラネタリウムからのお客さまもご覧になりました。
(平成8年6月29日~9月8日投映)

番組パンフレット vol.21(PDF)

イーハトーブ幻想 宮沢賢治の見た空
番組パンフレットの表紙

 文学シリーズ第2弾。星や宇宙を題材にした童話を数多く残した宮沢賢治の生誕100年を記念した番組です。
 岩手県花巻で行われる夏祭りの夜、主人公(声の出演:岩崎良美さん)たちが星空をながめながら語り合うという物語ですが、童話『雪わたり』『シグナルとシグナレス』『双子の星』そして『銀河鉄道の夜』を紹介するほか、詩『雨ニモマケズ』『青森挽歌』、さらに『ポラーノの広場の歌』『星めぐりの歌』など、宮沢賢治の魅力をいっぱいにちりばめました。
 また、童話の中に登場する天体についても、独自の視点から紹介しました。
(平成8年9月14日~平成9年1月19日投映)

番組パンフレット vol.22(PDF)

彗星 解き明かされた真実
番組パンフレットの表紙

 彗星の科学史を取り上げました。古代人の見た彗星、近世の天文学者たちが彗星の謎を解き明かしていった様子、さらには昭和61(1986)年、ハレー彗星に接近した探査機『ジオット』の活躍などを紹介しました。
 また、CGを使って、現在までにわかっている彗星の素顔をわかりやすく解説しました。
 番組の後半では、ちょうど接近していたヘール・ボップ彗星の最新情報や見え方などを紹介し、多くの方に世紀の大彗星を見ていただけるよう、情報の提供にもこころがけました。
(平成9年1月25日~4月20日投映)

番組パンフレット vol.23(PDF)

1997(平成9)年度

太陽の七不思議
番組パンフレットの表紙

 海外番組の第3弾。当時世界で最も充実した設備を持っていたプラネタリウム、ミュンヘン(ドイツ)のフォールム・デア・テヒニークと、ピッツバーグ(アメリカ)のカーネギー科学館が共同制作した番組の日本語版を制作しました。
 番組では、最新の天文学が解き明かした太陽の姿を7つのセクションにわけて紹介します。日本のプラネタリウム番組とは違って、CGや実写映像をふんだんに使った迫力ある演出です。
 番組の始まる少し前の3月9日に東京でも部分日食が見られたため、関心を持って見ていただけたのではないかと思います。
(平成9年4月26日~7月6日投映)

番組パンフレット vol.24(PDF)

クイズ!スター&プラネット'97
番組パンフレットの表紙

 これまでのプラネタリウムの常識を完全にくつがえした観客参加型のクイズショー。
 4年目をむかえた今回は『水』がテーマ。おなじみとなったリポーター役の伊津野亮さんが、イラクの砂漠、水星、彗星、地下の巨大水槽『スーパーカミオカンデ』、火星、木星の衛星『エウロパ』などから、宇宙と水に関するクイズを出題します。全員ではなく誰か一人に答えていただく『突撃クイズ』のコーナーも取り入れるなど、より参加できる番組をめざしてみました。
 また、8月30日には、本物の伊津野さんがプラネタリウムにやってきてクイズを出題するスペシャルイベントも行われました。
(平成9年7月12日~9月7日投映)

番組パンフレット vol.25(PDF)

星が流れる瞬間(とき)
番組パンフレットの表紙

 平成10(1998)年、平成11(1999)年の秋には『しし座流星群』がたくさんの流れ星の雨を降らすのではないかと予想されていました。そこで、一足早く流れ星をテーマに取りあげました。
 番組では、お台場で星を見上げながら流れ星についてちょっと間違った話をしている若い男女の対話を中心に、昔の人が想像した流れ星の正体、『マッチ売りの少女』などの物語に登場する流れ星、流れ星が光る理由、流星群と流星雨などについて紹介していきます。
(平成9年9月13日~12月14日投映)

番組パンフレット vol.26(PDF)

ザ・オリオン座
番組パンフレットの表紙

 冬の代表的な星座、オリオン座がテーマ。
 番組は2部構成となっていて、前半では、昔の人々とオリオン座の星々に関するエピソードを、インドの昔話やギリシャ神話などを交えながら紹介しました。
 そして後半では、次々と星が誕生しているオリオン大星雲や赤く巨大な星・ベテルギウスなど、科学が解き明かしたオリオン座の星々の驚異的な素顔を紹介しました。
 番組の一番の見せ場は、オリオン座のギリシャ神話のレーザーショーです。全天を覆う巨大なスライド映像、レーザー光線、そして音楽と効果音だけを使って、おなじみの物語を迫力いっぱいに演出しました。
(平成9年12月26日~平成10年4月5日投映)

番組パンフレット vol.27(PDF)

1998(平成10)年度

宇宙新発見'98 『あすか』が見たX線の宇宙
番組パンフレットの表紙

 日本が世界に誇る科学衛星『あすか』とX線天文学を紹介する番組です。
 リポーターの遠藤千芽さんの進行で、X線の正体、『あすか』が観測した超新星やブラックホール、そして銀河団を包むガスなどを紹介しながら、どのようなことがわかってきたかを解説していきます。
 最新の天文学はむずかしいと敬遠されがちですが、この番組では研究者のインタビューや、遠藤さんの親しみやすい語りを交えながら、少しでも最新の宇宙の姿をわかりやすく伝えられるようにつとめました。
(平成10年4月11日~7月12日投映)

番組パンフレット vol.28(PDF)

クイズ!スター&プラネット'98
番組パンフレットの表紙

 もはや夏の名物となってしまった『クイズの出るプラネタリウム』の第5弾。
 今年は『回る』をテーマに、DJ・伊津野亮さんが宇宙のあちこちから『回る』話題のリポートと、『回る』話題にちなんだクイズを出題しました。
 おなじみの『早押しクイズ』『突撃クイズ』『ご褒美/罰ゲーム』の他に、今回は館内でのロケも行い、伊津野さんがあたかも本当に館内にいるように見せるなど、テーマパーク的な演出にも挑戦しました。
 番組の投映期間中に当館で日本プラネタリウム協会の総会が行われたため、エンディングを追加した特別版を全国のプラネタリウム担当者に見ていただきました。さらに、群馬県・みかぼみらい館で開催された全日本プラネタリウム連絡協議会でも番組の一部を上映し、『スタプラ』は全国のプラネタリウム関係者の間でも有名な番組となりました。
(平成10年7月18日~9月6日投映)

番組パンフレット vol.29(PDF)

もしも月がなかったら
番組パンフレットの表紙

 月がどのように地球や人間に影響を与えているのか、またもしも月がなかったらどうなっていたのかを、『月の満ち欠けと暦』『アポロの見た月の世界』『月の潮汐力と生命』の3つのストーリーに分けて紹介しました。
 また、上記3つきの話題の合間に、かぐや姫伝説でおなじみの『竹取物語』の全ストーリーを同時進行で紹介しました。
(平成10年9月12日~12月13日投映)

番組パンフレット vol.30(PDF)

火星・赤い惑星への旅立ち
番組パンフレットの表紙

 アメリカのピックバーグにあるカーネギー科学館が制作した番組の日本語版。火星観測の歴史から、マリナーやバイキングの火星探査、生命の存在の可能性、マーズ・パスファインダーの成果、これからの探査計画と将来構想など盛り沢山の内容を、豊富なCGや実写映像を駆使して紹介するという、いかにもアメリカらしい番組です。
 日本語版のナレーションは『クイズ!スター&プラネット』でおなじみの伊津野亮さん。これまで数多くの海外番組の日本語化を行ってきた経験を生かし、翻訳とは思えない自然なナレーションとなるよう工夫しました。
(平成10年12月19日~平成11年4月11日投映)

番組パンフレット vol.31(PDF)

1999(平成11)年度

宇宙、色っぽいね!
番組パンフレットの表紙

 『色』をテーマとした異色の番組。
 冒頭ではパンフレットの表紙に載せた赤・青・緑のスペクトルの写真が、プラネタリウムの部屋の照明を変えるとどう見えるかを実験しました。
 さらに番組では、星の色と温度の関係や、光の色の違い=波長の違いが起こす夕焼けの色の現象などを取り上げました。
(平成11年4月17日~7月11日投映)

番組パンフレット vol.32(PDF)

クイズ!スター&プラネット'99
番組パンフレットの表紙

 毎年恒例となった『クイズの出るプラネタリウム』の第6弾。
 今年のテーマは『ぶつかる』。伊津野亮さんがリポーター役となって、宇宙のあちこちから『ぶつかる』話題にちなんだクイズを出題しました。
 今回は特に、理化学研究所による『月の誕生』と『銀河衝突』のシミュレーション映像、航空宇宙技術研究所や九州大学による宇宙ゴミ(スペースデブリ)に関する映像など、国内の研究機関による資料を積極的に活用しました。
 もちろん、好評の『早押しクイズ』『突撃クイズ』『ご褒美/罰ゲーム』のコーナーも健在。ご褒美のコーナーでは、今までの『クイズ!スター&プラネット』で取り上げた話題から改めて出題する『ボーナスクイズ』を行いました。
(平成11年7月17日~9月5日投映)

番組パンフレット vol.33(PDF)

プレイバック・ザ・'90s~1990年代の宇宙の話題
番組パンフレットの表紙

 この10年間に起こった様々な宇宙の話題の中から、(1)宇宙に浮かぶ夢の望遠鏡~ハッブル宇宙望遠鏡、(2)ふたたび火星へ!~人類の壮大な火星進出計画、(3)空からの贈り物~彗星と流星、(4)5人の日本人宇宙飛行士たち、の4つを取り上げました。
 これらの話題は、事前にお客様にアンケート調査を行い、その中で高い支持を得たものから選出しました。また、その時代を思い出してもらうきっかけとして、番組の要所要所でその時代のヒットソングを流しました。
(平成11年9月11日~12月12日投映)

番組パンフレット vol.34(PDF)

『すばる』夢の望遠鏡
番組パンフレットの表紙

 日本がハワイ島に建設した『すばる望遠鏡』をテーマにしました。
 夏の番組『クイズ!スター&プラネット』でおなじみの伊津野亮さんを進行役に、望遠鏡の歴史、すばる望遠鏡の内部、すばる望遠鏡に盛り込まれた技術に関するクイズ、今夜のハワイの星空紹介、そしてすばる望遠鏡がとらえた宇宙の姿の紹介など、いくつもの小コーナーから構成される『科学バラエティ番組』です。国立天文台提供の映像資料をはじめ、現地で撮影された『すばる望遠鏡』内部や上空の映像、この番組のために制作されたCGなどを活用し、臨場感ある番組を目指しました。
 当館で企画されたこの番組は、ミノルタプラネタリウム株式会社を通して、国内の十数カ所のプラネタリウムにも配給され、各地で高い評価を頂きました。
(平成11年12月18日~平成12年4月9日投映)

番組パンフレット vol.35(PDF)

2000(平成12)年度

おくのほそ道・星空の旅~松尾芭蕉の仰いだ天空
番組パンフレットの表紙

 文学シリーズ第3弾。松尾芭蕉の『星の俳句』にスポットを当てた番組です。『奥の細道』に描かれた俳句の風景や星空を再現し、江戸時代の天文学も紹介しました。また芭蕉の足取りを追い季節ごとに見える星空から「星の和名」を絵を交えて紹介しました。全体に「奥の細道」の星空紀行のような進行で観客自ら旅をしているような臨場感を出すことを心掛けました。
 物語は、ある女性が星を見て本を読むうち、芭蕉の旅した星空を空想の中で見ていくというもの。物語の中で芭蕉と星空についての思いを語り、オリジナルの見解を盛り込みました。また、芭蕉が歩いた旅の風景や芭蕉の生い立ちと合わせて「星空」が生活に近かった時代の夜空を表現しました。
(平成12年4月15日~7月9日投映)

番組パンフレット vol.36(PDF)

クイズ!スター&プラネット2000
番組パンフレットの表紙

 毎年恒例となった『クイズの出るプラネタリウム』の第7弾。客席にあるレスポンスアナライザの回答ボタンを使った、観客参加型の番組です。
 今年のテーマは西暦2000年(ゼロが3つ!)にちなんで『0(ゼロ)』。テレビ番組のナレーションなどで活躍中の伊津野亮さんが007に扮し、地球や宇宙のあちこちに潜入しクイズを出題します。古代インドで発明された『0』と天体の関係について、緯度0度で見る星空、0等星ベガの近くにある0の字のようなリング星雲の正体、0と1の数字の組み合わせで送られた宇宙人へのメッセージ、火星の環境で生命が生き延びる可能性はゼロか、そして質量ゼロではないかも知れないと言われる粒子・ニュートリノに関するクイズなど、宇宙と『0』にちなんだクイズです。
 もちろん、好評の『早押しクイズ』『突撃クイズ』『ご褒美/罰ゲーム』コーナーも健在。ご褒美コーナーでは、夏の星座と『0』にちなんだ『ボーナスクイズ』を行いました。
(平成12年7月15日~9月3日投映)

番組パンフレット vol.37(PDF)

宇宙を広げた人 エドウィン・ハッブル
番組パンフレットの表紙

 20世紀の天文学で最大の発見、それは我々の住む『宇宙』という空間の概念が大きく広がったことです。20世紀初めには、宇宙とは銀河系のことを指していました。しかし、アメリカの天文学者、エドウィン・ハッブルによって、銀河系の外にも宇宙は広がっていること、そこには銀河系と同じような無数の銀河が存在し、さらにこの宇宙全体が膨張していることがわかりました。
 番組は、20世紀初頭までの宇宙観、ハッブルの生い立ち、アンドロメダ銀河の距離の測定、ハッブルの法則の発見、ハッブル以降の宇宙観…という構成で、それぞれの間に解説者のコメントやクイズが盛り込まれるという当館独自のスタイルです。
 アンケートの結果、歴代の番組の中でも極めて高い評価を頂きました。また、現代の宇宙像が改めてわかったという感想とともに、それを築いたハッブルという人物に関心を持ったというコメントを数多く頂きました。
(平成12年9月9日~12月10日投映)

番組パンフレット vol.38(PDF)

どうする!?21世紀・ドームくんの太陽エネルギー物語
番組パンフレットの表紙

 21世紀の生活に欠かせないエネルギーの源と新しいエネルギーについて考える番組。番組キャラクターとして、ドームくん・地球・太陽の3人が登場します。
 エネルギーの使いすぎで地球温暖化や資源枯渇などの問題がおきてしまう話を地球が紹介。地球にやさしいエネルギーを探しにドームくんは太陽のところへ行き話を聞きます。太陽の膨大なエネルギーの存在と、現在人間が使っているエネルギーの源がほとんど全て太陽エネルギーが元になってできていることを知り、その太陽エネルギーをうまく利用する方法として太陽光発電に注目します。地上でもソーラーパネルを設置することで、太陽光のエネルギーをでき、それが地球環境にやさしいエネルギーとして増えていくことを期待するという内容です。
 ドームくんなどのキャラクターの起用によって、子供向けともとれる番組でしたが、エネルギー問題という大人にもアピールする内容を取り上げました。21世紀は前世紀以上のエネルギーを必要とする時代ですが、太陽光発電などの新しくクリーンなエネルギーをもっと利用していく必要性を改めて提示したタイムリーな番組でした。
(平成12年12月16日~平成13年4月8日投映)

番組パンフレット vol.39(PDF)

2001(平成13)年度

火星への遥かな旅
番組パンフレットの表紙

 『火星の環境』をメインテーマに、観客が202X年の火星観光宇宙船の乗客という設定で、観客とともに火星旅行を体験できる番組としました。
 宇宙船はまず、補給のために国際宇宙ステーションにドッキングし、その間にハッブル宇宙望遠鏡による火星の観測を行います。また火星に向かう途中では、火星探査の歴史を考えるクイズショーも盛り込みました。火星に到着すると、まず上空から様々な地形を眺めながら火星と水について解説。さらに火星表面では、火星から見た星空の様子をプラネタリウムで再現しました。宇宙船は突然の砂嵐のため緊急発進しますが、なんとか無事に地球に帰還します。
 お客様からは、火星旅行を疑似体験できて面白かったというご感想とともに、火星の環境を知ることで改めて地球の環境を考えるきっかけになったというご意見を頂きました。
(平成13年4月14日~7月8日投映)

番組パンフレット vol.40(PDF)

クイズ!スター&プラネット2001
番組パンフレットの表紙

 毎年恒例となった『クイズの出るプラネタリウム』の第8弾。  今年のテーマは『変わる』。リポーター役の伊津野亮さんが、地球や宇宙のあちこちから『変わる』をキーワードにさまざまなクイズを出題しました。
 もちろん、好評の『早押しクイズ』『ご褒美/罰ゲーム』のコーナーも健在。今回は最終問題まで進まなくても罰ゲームになってしまうという新ルールも登場。さらに、回によって問題が3パターンに変わるという『日替わりクイズ』も登場しました。
 そして何といっても『罰ゲーム』。ここでお見せできないのが残念ですが、あの『さむ~い』罰ゲームは、『スタプラ』シリーズの中でも最高傑作となりました。
(平成13年7月14日~9月2日投映)

番組パンフレット vol.41(PDF)

しし座流星群2001
番組パンフレットの表紙

 北アイルランドの天文学者、デビッド・アッシャー博士は、しし座流星群の流星物質の分布を精密に計算した結果、平成13(2001)年11月19日未明に日本を含む東アジア一帯で流星雨が見られるという予測を行い注目を集めました。
 この番組では、アッシャー博士が自ら自分の理論を解説するほか、昭和41(1966)年のしし座流星群を目撃したアメリカの天文学者のインタビューなどの実写映像を交えながら、流星群とは何か、今回のしし座流星群の観察のポイントなどを紹介しました。
 番組上映期間中の11月19日未明、博士の予測通り日本で流星雨が観測されました。そこでエンディングの映像を、当館の高感度ビデオカメラを使って実際に撮影された流星雨の映像に差し替えました。
(平成13年9月8日~12月9日投映)

番組パンフレット vol.42(PDF)

小惑星 知られざる小さな星たち
番組パンフレットの表紙

 太陽系の中であまり目立つことのない小惑星。しかし、地球に衝突する可能性がある小惑星が次々と観測されるようになり、最近注目を集めています。
 この番組では、小惑星発見の経緯、最近の探査によって明らかになった小惑星の素顔、小惑星の地球衝突と恐竜絶滅、地球に接近する小惑星の観測、小惑星と人類の将来についての5つのコーナーに分け、日本宇宙フォーラム提供のCGや実写映像を多用しながら解説を行いました。また、各コーナーの間にはクイズを交え、次のコーナーへの関心を高めていただきました。
 さらに、新しい試みとして、音楽のほとんどをジャズ演奏家の坂田明氏の曲を使用し、番組全体を渋い雰囲気にまとめました。
 この番組は解説者の生解説と自動演出を織りまぜながら進行するという当館ならではの形式でしたが、アンケートでも評価が高く、お客様から『親しみが持てて良かった』というご意見を数多くいただきました。
(平成13年12月15日~平成14年4月7日投映)

番組パンフレット vol.43(PDF)

2002(平成14)年度

電波で見た宇宙
番組パンフレットの表紙

 『電波天文学』をテーマにした番組です。
 宇宙からは光のほかに、電波もやってきています。この電波を捉えることで、光で見ただけでは分からなかった、宇宙のもう一つの素顔が見えてきます。
 番組では、宇宙からやってくる電波の発見、ものすごい速さで回りながら繰り返し電波を出す星『パルサー』の素顔、天の川に漂う暗黒星雲からやってくる電波、銀河中心に潜むブラックホール、宇宙の果てからやってくる背景放射など、電波天文学が明かにした宇宙の姿を紹介します。天の川に漂う暗黒星雲の解説では、プラネタリウムで投映された南天の天の川の映像に、名古屋大学がチリに設置した電波望遠鏡『なんてん』の電波画像をオーバーラップさせ、天の川の暗い所から電波がやってきている様子を演出しました。
 ナレーターには、『ちびまる子ちゃん』のナレーションでおなじみのキートン山田さんを起用し、各コーナーの間にはグッチ祐三さんとブラザートムさんによるコントを挿入するなど、楽しい雰囲気の中で電波天文学の世界に触れられる番組を目指しました。
(平成14年4月13日~7月14日投映)

番組パンフレット vol.44(PDF)

クイズ!スター&プラネット2002
番組パンフレットの表紙

 毎年恒例となった『クイズの出るプラネタリウム』の第9弾。
 今年のテーマは『あつい』。突如現れた謎のキャラクター『裏の支配者』によってスタジオから連れ去られた伊津野亮さんが、赤道直下、太陽、金星、木星の衛星イオ、そして超新星爆発間際の赤色巨星など、次々と『あつい』場所へ行かされながら『あつい』クイズを出題し…いや、させられました。
 さらに今回から『ポイント制』を導入。加えて恐怖の『減点クイズ』も登場。眠ってなんていられません。思わず熱くなる感動のエンディング&白熱のボーナス早押しクイズか、それとも『あつ~い』罰ゲームか、解説者と観客が一体となって『熱く』盛り上がれる番組となりました。
(平成14年7月20日~9月1日投映)

番組パンフレット vol.45(PDF)

もうひとつの地球をもとめて 太陽系外惑星をさぐる
番組パンフレットの表紙

 平成7(1995)年、ペガスス座51番星に惑星の存在が確認され、太陽以外の恒星にも惑星があることが初めて明かになりました。その後、次々と惑星を持つ星が見つかり、平成14(2002)年現在、100個以上もの太陽系外惑星が確認されています。
 この番組では、『太陽系外惑星』をテーマに、惑星とは何か、生命が存在するための条件、太陽系外惑星の発見の経緯、他の太陽系の世界、地球型惑星を探すTPF計画などを紹介しました。
 さらに番組の合間では解説者が、星の光を分析して惑星を持つ恒星を見つける方法、さらに地球型惑星が発見された時にその惑星に生命が存在するかを確かめる方法などをクイズを交えながら解説しました。
(平成14年9月7日~12月15日投映)

番組パンフレット vol.46(PDF)

宇宙をつなぐ力 ニュートンに聞く重力の話
番組パンフレットの表紙

 この宇宙で最も身近な力、『重力』について考える番組です。
 プラネタリウムに甦ったニュートンと、解説者が掛け合いながら、ニュートンのプロフィール、重力とは何か、無重力状態の世界、月での重力、質量と重力、さらに重力が作り出す宇宙の様々なドラマなどをクイズを交えながら紹介しました。
 また、プラネタリウムの投映後に重力に関するミニ実験ショーを行い、重力についてさらに理解を深められるよう工夫しました。
(平成14年12月21日~平成15年4月6日投映)

番組パンフレット vol.47(PDF)

2003(平成15)年度

番組パンフレットの表紙

 観測天文学、理論天文学と並び、最近注目を集めている第3の天文学・シミュレーション天文学をテーマにしました。
 番組ではまず、コンピュータの中でもう一つの宇宙を作り出す『シミュレーション』とはどういうことかを紹介します。さらに、ジャイアント・インパクト説による月形成、太陽系形成、超新星爆発、銀河中心のブラックホール、銀河衝突、宇宙の大規模構造の形成、そして2001年のしし座流星群を正確に予測したダストトレイル理論など、コンピュータシミュレーションによって解き明かされた宇宙の姿を、国立天文台・理化学研究所・東京大学などが作成した貴重なシミュレーション映像を交えて紹介しました。
 特に、新聞等でも話題となった国立天文台の『4次元デジタル宇宙プロジェクト』が制作した映像を、国内のプラネタリウムとしては先駆けて紹介し、注目を集めました。
 投映後には、コンピュータシミュレーションの実験ショーを行い、シミュレーションについての理解を深めていただきました。
 この番組の続編が、平成27(2015)年制作の『電脳的大宇宙Ver2.0』です。
(平成15年4月12日~平成15年7月13日投映)

番組パンフレット vol.48(PDF)

クイズ!スター&プラネット2003
番組パンフレットの表紙

 ついに10作目を迎えた当館名物『クイズの出るプラネタリウム』。
 今年のテーマは『遠い』。去年に引き続きまたまた現れた謎のキャラクター『裏の支配者』によってスタジオから連れ去られた伊津野亮さんが、『裏の支配者』に奪われた鍵を取り戻すために、月、火星、わし座の一等星アルタイル、アンドロメダ銀河、子持ち銀河、そして137億光年彼方から、宇宙のスケールやそれにまつわるクイズを出題させられるという設定です。
 去年から導入された『ポイント制』や恐怖の『減点クイズ』、そして恒例の『早押しクイズ』や『罰ゲーム』も健在。開演前には、過去9作のテーマや内容を振り返るVTRも上映。奪われた鍵のために見ることができない、10作目を記念した『スペシャルプログラム』をなんとしてでも見るために、会場全体が大いに盛り上がりました。
(平成15年7月19日~平成15年8月31日投映)

番組パンフレット vol.49(PDF)

ルーツ 火星に生命を求めて
番組パンフレットの表紙

 平成15(2003)年8月27日、大接近を迎え関心が高まった火星をテーマにした番組です。当館でも火星の番組はいくつか作りましたが、今回は『生命』を切り口に、火星における生命の可能性を、過去・現在・未来の3つに分けて紹介しました。
 火星は地球と同じく、45億5千万年前に誕生しました。誕生直後の火星は地球と環境が似ていて、原始的に生命が誕生した可能性があることがわかりました。平成8(1996)年にNASAが発表した火星起源の隕石の中の生命の化石と思われるものも、この時代に作られています。誕生してから10億年を過ぎた頃から火星は急速に冷たくなり、生命にとっては厳しい環境となりましたが、その中でも生命は生き延びる可能性があることがわかりました。番組では、この環境で地球の生命が存在できるかを検証した、東京工業大学の小池惇平氏の研究を取材し紹介しました。
 地球で初めて誕生した生命の化石は、地殻変動のため現在では全て失われてしまいました。しかし、地殻変動が少ない火星に生命が誕生していれば、その化石はまだ残っている可能性があり、もしもそれが見つかれば、地球の生命のルーツを探ることにもつながります。
 同時に開催されていた企画展『火星』と合わせて、多くの方に火星の最新像に触れていただきました。
(平成15年9月6日~平成15年12月14日投映)

番組パンフレット vol.50(PDF)

リングワールド
番組パンフレットの表紙

 アメリカとヨーロッパ諸国が共同で開発した土星探査機『カッシーニ』が平成16(2004)年6月に土星に到着します。この番組は、カッシーニの土星到着に向けて、NASAの協力によりアメリカで制作され、全世界に配給された番組です。当館も、日本語版シナリオの制作の一部を協力しました。
 土星観測の歴史、従来の探査機とカッシーニとの違い、地球から土星までの道のり、探査機のデータの受信・解析の方法、カッシーニの土星での探査計画、そして将来の探査計画など、盛りだくさんの内容でした。演出も、コンピュータグラフィックや映像を多用し、日本のプラネタリウム番組とは一味違った迫力のあるものでした。
(平成15年12月20日~平成16年4月4日投映)

番組パンフレット vol.51(PDF)

2004(平成16)年度

彗星 46億年前からの手紙
番組パンフレットの表紙

 平成16(2004)年4~5月、ニート彗星・リニア彗星が相次いで太陽や地球に接近し、話題となりました。番組では、2つの彗星の最新情報を紹介するほか、彗星とは何か、彗星研究の最前線、彗星観測の意義について、生解説を交えながら紹介しました。
 特に彗星研究の最前線のコーナーでは、国内の3人の彗星研究者(菅原賢さん、長谷川均さん、河北秀世さん)のインタビュー映像を交えながら、その成果を紹介しました。
(平成16年4月10日~7月11日投映)

番組パンフレット vol.52(PDF)

クイズ!スター&プラネット2004
番組パンフレットの表紙

 客席の回答ボタンを活用した当館名物のクイズショーも、ついに11作目を迎えました。
 今回のテーマは『生まれる』。伊津野亮さんがクイズを進行させていると、一昨年、昨年に引き続きまたまた現れた謎のキャラクター『裏の支配者』がクイズを乗っ取ります。クイズは、海、惑星、彗星、星座、恒星、元素それぞれの誕生をとりあげました。
 一昨年から導入された『ポイント制』や恐怖の『減点クイズ』、そして恒例の『早押しクイズ』や『罰ゲーム』も健在。ごほうびのコーナーでは美しい映像ショーとボーナスクイズ、罰ゲームは…相変わらず寒くて怖かったです。
(平成16年7月17日~9月5日投映)

番組パンフレット vol.53(PDF)

銀河系をめぐる
番組パンフレットの表紙

 私たちが住む「銀河系」をテーマにしました。
 私たちが見上げる夜空は宇宙を地球から見た姿、そして天の川は銀河系の星が密集している部分を見た姿です。番組では、プラネタリウムの機能を使って天の川を一周して、地球から見た銀河系の姿を解説しました。
 銀河系をつくっている星(恒星)には大きく分けて二種類あります。その二種類の星を作る元素の違いから、宇宙が始まってからどのように元素がつくられ、どのように星が出来てきたのか、そして星の中でつくられた元素は、その星が最後を迎えたあと、新しい世代の星材料となることをクイズを交えて解説しました。
(平成16年9月11日~12月12日投映)

番組パンフレット vol.54(PDF)

光のカーテン・オーロラ
番組パンフレットの表紙

 当日の葛飾での星空を紹介した後、オーロラがよく見えるカナダのイエローナイフへ旅立ち、オーロラの不思議をさぐり、オーロラの神秘を映像で楽しむ番組です。
 オーロラはカーテン状だけでなく、渦を巻くなど複雑に変化し、その光は地球の大気が輝いています。通常は光ることがない大気が輝くのは、太陽からやってくるエネルギーを帯びた粒子が地球の磁力線に沿って北極や南極の上空に集まり、大気と衝突して輝くからです。さらに、オーロラのよく見える場所はどこなのかを、宇宙から眺たリング状のオーロラの映像を交えながら解説しました。
 番組の最後では、日本国内からは見られないオーロラの実写映像の動画を大画面で映し、美しい音楽と共に楽しみました。
(平成16年12月18日~平成17年4月10日投映)

番組パンフレット vol.55(PDF)

2005(平成17)年度

南半球の星空
番組パンフレットの表紙

 世界で最も星空が美しい場所の一つ、南米チリに出かけて、普段見ることのできない南半球の星空を紹介しました。緯度が変わると星空の見え方が変わることを中心に、「南半球で見られる星座の歴史」、「南米チリに設置された各天文台の紹介」などのミニ番組をはさみながら、みなみじゅうじ座をはじめとした南半球の星空の魅力をたっぷりとお楽しみいただきました。
(平成17年4月16日~7月10日投映)

番組パンフレット vol.56(PDF)

クイズ!スター&プラネット2005
番組パンフレットの表紙

 ついに12作目を迎えた、当館名物『クイズの出るプラネタリウム』。
 今年のテーマは『飛ぶ』。ナビゲーター・伊津野亮さんが、流れ星が飛ぶ流星群、ピョンピョンと跳ぶうさぎ座、飛び地となったへびつかい座、地球の周りを飛ぶ人工衛星、火星まで飛行するのにかかる時間、土星のまわりを飛んでいるカッシーニ探査機など、『飛ぶ』にまつわるクイズを出題ししました。もちろん宿敵の『裏の支配者』も大活躍。クイズの成績によってご褒美、罰ゲームの2つのエンディングが待っています。
 それにしてもこの年の罰ゲームも…寒かったです。
(平成17年7月16日~9月4日投映)

番組パンフレット vol.57(PDF)

タイムトラベルとブラックホール 相対性理論の世界
番組パンフレットの表紙

 平成17(2005)年はアインシュタインの相対性理論発表から100周年。そこで、「タイムトラベル」と「ブラックホール」という多くの方にとっても興味深いテーマを切り口に、相対性理論の述べる時間や空間の性質を取り上げました。
 時間の持つ性質を応用すると理論上は非常に速く動くとタイムトラベルできます。また、重力という力は空間を歪める性質を持っていて、非常に大きな重力を持っているブラックホールでは空間が大きく歪み、直進するはずの光すらも曲がったり吸い込まれてしまうと言われています。
 このように、日常とは異なる非常に大きなスケールで見たときに、時間や空間もまた運動や重力などの影響によって自在に変化するということを紹介しました。
(平成17年9月10日~12月11日投映)

番組パンフレット vol.58(PDF)

新太陽系紀行
番組パンフレットの表紙

 森本レオさんの語りとともに、太陽系を案内する番組です。最近探査機が訪れていろいろなことがわかった火星、土星、彗星をクローズアップしました。
 火星探査車『スピリット』『オポチュニティ』による火星の風景、土星をまわりながら土星を詳しく探査した『カッシーニ』、そして彗星に物体を衝突させて彗星の正体に迫った『ディープ・インパクト』から送られてきた詳細で美しい写真などを、森本レオさんの心地良い語りで堪能していただきました。
(平成17年12月17日~平成18年4月9日投映)

番組パンフレット vol.59(PDF)

2006(平成18)年度

宇宙人を探せ!
番組パンフレットの表紙

 活動弁士・山崎バニラさんの語りと大正琴とともに、SETI(地球外生命探索)について紹介する番組。
 惑星探査機に積まれた宇宙人へのメッセージ、これまでのSETIの取り組み、太陽系外惑星の発見、ドレイクの方程式による知的生命が存在する確率などを、講談調のナレーションと、解説者の補足を交えながら紹介しました。
(平成18年4月15日~7月9日投映)

番組パンフレット vol.60(PDF)

クイズ!スター&プラネット2006
番組パンフレットの表紙

 名物『クイズの出るプラネタリウム』13作目。  今回のテーマは『怖い』。ナビゲーター・伊津野亮さんが、『裏の支配者』に追われながら、メキシコ、ジャマイカ、地球周辺、ブラックホール、そして太陽を巡りながら『怖い』話題をリポートし、クイズを出題します。
 そしてこの時の『裏の支配者』による『怖~い罰ゲーム』は、忘れられないほど衝撃的。その後のスタプラ2014でもリメイクされたほどです。
 番組のエンディングでは、伊津野さんからプラネタリウムリニューアルの『重大発表』もありました。
(平成18年7月15日~9月3日投映)

番組パンフレット vol.61(PDF)

光のカーテン・オーロラ
番組パンフレットの表紙

 プラネタリウムのリニューアルを控え、平成16年の冬の番組をアンコール投映しました。
(平成18年9月9日~11月5日投映)

番組パンフレット vol.62(PDF)

2007(平成19)年度

かつしかから宇宙へ
番組パンフレットの表紙

 プラネタリウムリニューアル記念番組、そして、日本のプラネタリウムの歴史も進めた伝説の番組。
 地球から太陽系、銀河系、銀河の世界、そして観測可能な最も遠い宇宙までの旅を、前年に海外で発表され、当館がいち早く日本初導入したデジタルプラネタリウム『DigitalSky2』と全宇宙三次元データベース『Digital Universe』を駆使してリアルタイム演出。それまでのデジタルプラネタリウムではあり得ない演出でした。さらにレスポンスアナライザーや光学式プラネタリウムも組み合わせ、この時点で使用可能な機能を全て盛り込むという驚異的な番組でした。
 全編生解説で、デジタルプラネタリウムのリアルタイム演出を駆使するというスタイルは、その後の当館プラネタリウムの基本となりました。
 この番組をリメイクしたのが、平成21(2009)年制作の『かつしかから宇宙へ【特別編】』です。
(平成19年3月24日~7月8日投映)

番組パンフレット vol.63(PDF)

クイズ!太陽系大冒険
番組パンフレットの表紙

 リニューアル後の第2弾は、太陽系がテーマ。地球から月・火星・木星・土星・天王星・海王星・冥王星を旅し、レスポンスアナライザーの回答ボタンを使ってクイズに答えるというもの。特に、冥王星が前年に惑星から準惑星に変わった理由について詳しく紹介しました。
(平成19年7月14日~9月2日投映)

番組パンフレット vol.64(PDF)

宇宙の果てをさぐる
番組パンフレットの表紙

 リニューアル第3弾。ハワイの『すばる望遠鏡』の最新成果を紹介しました。
 星の一生の様子、銀河や銀河団、遠い銀河の姿を紹介しながら、宇宙の歴史を感じていただける番組に仕上げました。
(平成19年9月15日~12月9日投映)

番組パンフレット vol.65(PDF)

星の一生をめぐる旅
番組パンフレットの表紙

 リニューアル第4弾。冬の夜空には、星の誕生現場、若い星たちの群れ、寿命が近い星、爆発した残骸などがあり、星の一生をたどることができます。ただし、これまでのプラネタリウムのように地上からの視点で考えるのではなく、宇宙空間を旅しながらこれらの天体をめぐるという、デジタルプラネタリウムならではの演出を盛り込みました。
 この番組をさらに発展させたのが、平成27(2015)年制作の『ライブ・スターズ~星は生きている』です。
(平成19年12月15日~平成20年4月6日投映)

番組パンフレット vol.66(PDF)

2008(平成20)年度

宇宙に生命を求めて
番組パンフレットの表紙

 プラネタリウムのリニューアル後は、外部のプロダクションと一緒にデジタルプラネタリウムのプログラミングを行ってきましたが、この番組ではじめて、映像素材・プログラミングを完全に自分たちの手で行いました。
 地球外生命探索がテーマ。太陽系で生命が存在できる環境、太陽系の外に送られている人類のメッセージ、そして次々と見つかる太陽系外惑星など、デジタルプラネタリウムの機能を駆使した番組に仕上げました。
 この番組をさらに発展させたのが、平成25(2013)年制作の『第二の地球をもとめて』です。
(平成20年4月19日~7月13日投映)

番組パンフレット vol.67(PDF)

クイズ!ザ・ユニバース
番組パンフレットの表紙

 夏のプラネタリウムと言えばやはりクイズ!ということで、これまでとは違うタイプのクイズ番組に挑戦しました。
 『宇宙はクイズな空間だ』をキーワードに、国際宇宙ステーション、小惑星ガスプラ、銀河系、銀河の世界をステージにしたクイズを出題。
 各問題の成績によって演出を変えたり、三次元モデルを活用したり、NASAから取り寄せた全天シミュレーション動画を使用するなど、デジタルプラネタリウムの新しい活用法も試行。平成21(2009)年の『クイズ!スター&プラネット』の復活につながりました。
(平成20年7月19日~9月19日投映)

番組パンフレット vol.68(PDF)

銀河鉄道の夜
番組パンフレットの表紙

 番組の詳細は下記のサイトをご覧ください。日本で最も有名なフルドーム映画の一つです。
 当館プラネタリウムはフルドーム映画の配給作品を投映しないのが基本方針ですが、2009(平成21)年春以降にデジタルプラネタリウムを駆使したオリジナル番組を継続して制作する体制を構築する必要があったため、番組制作をお休みさせていただき、この時に限り配給作品を投映しました。
 その成果は、2009年以降の番組ラインナップをご覧いただければおわかりいただけると思います。
(平成20年9月20日~12月27日投映)

番組パンフレット vol.69(PDF)

見えない宇宙にせまる
番組パンフレットの表紙

 電波、赤外線、ガンマ線など、可視光線以外の波長で観測した宇宙を表現できるようになったデジタルプラネタリウム。その機能を活用した番組に挑戦しました。
 星の誕生現場、星の最期の姿、銀河系の中心などを、さまざまな波長で演出するとともに、スピッツアー宇宙望遠鏡、チャンドラ宇宙望遠鏡などの高解像度映像を効果的に使いました。
 この番組をさらに発展させたのが、平成25(2013)年制作の『シンフォニー・オブ・ユニバース第5番・大宇宙のハーモニー』です。
(平成20年1月6日~4月10日投映)

番組パンフレット vol.70(PDF)

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