企画展・特別展

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開催中の企画展・特別展

「館蔵浮世絵展 名所江戸百景」
歌川広重 名所江戸百系

博物館収蔵資料の浮世絵から、初代歌川広重の作品を紹介します。

右図版:歌川広重「名所江戸百景 にい宿のわたし(初刷)」安政4年

  • 会場:郷土と天文の博物館 2階特別企画展示室
  • 会期:平成28年10月1日(土曜日)から16日(日曜日)まで

次回の企画展・特別展

特別展「セルロイドの町かつしか」
セルロイド人形

セルロイド人形

わが国では大正初期から昭和40年代にかけて、セルロイド素材の生活雑貨や玩具などが生産されていました。特に葛飾区では、セルロイド玩具の生産が盛んであり、四つ木、立石などに多くの工場が存在していました。
この展覧会では葛飾区のセルロイド産業の当時の状況や技術について、セルロイド産業にかかわった人々の視点を通じて紹介して行きます。日本の近代化を支えた産業にまで急成長したセルロイド工業の歴史や文化を再検討する機会となればと思います。
特別展示として、「世界で初めて作られたビスク製キューピー人形」が展示されます。ぜひご高覧ください。

【展示構成】
1.東京東部のセルロイド工業
葛飾区を始めとする東京東部ではセルロイドの人形玩具が盛んに製造されました。おなじみのキューピーをはじめとする外国の風俗を模した人形が葛飾区でたくさん生産され、大正から昭和初期にかけて海外に輸出されました。昭和2(1937)年には、日本のセルロイド玩具の生産数は世界一位となります。
ここでは葛飾で作られた100点を越えるセルロイド玩具やセルロイドの縁起物を展示し、大規模なセルロイド玩具産業が盛んになった背景を紹介していきます。

見どころ

葛飾区登録有形民俗文化財の「旧セキグチドールハウス収蔵品一括」が久しぶりに展示されます。
数百体のセルロイド人形の展示は圧巻です!

セルロイド

セルロイド金型をつくる

2.セルロイド工業に携わった人たち

セルロイドの製品を作るには、たくさんの工程があり、携わる職人さんも大勢いました。ここではセルロイド産業を支えたマイスターたちの活躍した様子をたくさんの製造用具や映像資料などで紹介し、セルロイド産業に関わった人たちの歴史をひもとき、現在には消滅してしまったセルロイド産業の技術や文化を紹介していきます。

見どころ

セルロイドの製品作りにかかわっていた方の技術力は現代の工業の基本のひとつとなっています。
現代に復活したセルロイド製品づくりの様子を映像や道具などの実物資料、大型のパネルで紹介します。

3.暮らしのなかのセルロイド
セルロイドは1870年、アメリカのジョン・ウエズリー・ハイエットによって実用化された合成樹脂素材です。熱加工することで容易に形を変えることができること、彩色がしやすいこと、大量生産が可能なことなど多くの利点があったため、大正時代から昭和20年代にかけて、万年筆やメガネ、風呂桶や筆箱などの日用品の材料としてたくさん利用されました。それまで象牙や銘木など高級な材料で作られていた道具や玩具が、セルロイドの登場によって大衆化し、庶民の暮らしを変えていきました。

見どころ

セルロイドは、大量生産に向く素材のため様々な製品に利用されていきました。昭和30年代まで一般的だったセルロイド製の日用品が昭和30年代の復元家屋のコーナーで展示されます。

  • 会場:郷土と天文の博物館 特別企画展示室及び常設展示室の一部
  • 会期:平成28年11月3日(木曜日・祝日)から平成29年1月9日(月曜日・祝日)
関連イベント

1.㈱セキグチ 会長 関口晃市氏 講演会
葛飾区のセルロイド工業の勃興期から深いかかわりを持ち、昭和50年代には日本を代表する玩具メーカーになった株式会社セキグチの関口晃市氏に葛飾のセルロイド玩具産業について講演頂きます。

日時:平成28年12月10日(土曜日)午後2時から4時まで
会場:郷土と天文の博物館講堂  受講料:200円

2.日本キューピークラブ 代表 北川和夫氏 講演会

私たち日本人になじみ深いキューピーについて、ローズオニールおよびキューピー研究の第一人者である北川和夫氏にキューピーにかかわる歴史や文化について講演頂きます。

日時:平成28年12月17日(土曜日) 午後2時から4時まで
会場:郷土と天文の博物館講堂  受講料:200円