郷土と天文の博物館ブログ

田んぼジュニア「田植え体験」を行いました(2022年)

令和4年6月2日

5月22日に田んぼジュニア「田植え体験」を行いました。

かつてあった葛飾区の低湿地帯における米作りや、野菜作り、農村としての環境などを学ぶ「田んぼジュニア」の田植え体験を行いました。

田んぼジュニアは葛飾区ではもう見ることができない、低湿地帯の米作りや河川に囲まれた環境を学ぶことができる、「茨城県つくばみらい市」にて活動を行っています。

つくばみらい市の田んぼ.jpg

つくばみらい市の田んぼ。この田んぼは鬼怒川と小貝川を結んでいた旧河道である「古瀬」と呼ばれる場所にあります。
葛飾区内にかつてあった田んぼの環境とよく似ています。

しろかき

田植えがしやすいよう泥を平らにする、しろかきをしています。

5月22日「田植え」の参加者は27名でした。
田植えを始める前に、田んぼジュニアの講師を務めるNPO古瀬の自然と文化を守る会の皆さんから説明がありました。

説明をしている先生

「苗を3~5本取り、鉛筆を持つ手の形で挿すように植えること」と説明をしている先生。

田植えを行う参加者

この日、生涯初めて田植えを行う参加者が多く、説明を熱心に聞いています。

さっそく、田植えがスタート!
泥の中に入るのが初めてという参加者も...
足を取られないよう、協力して位置につきます。

横一列に並んで

等間隔に田植えがおこなえるよう横一列に並んでいます。

「植えてください!」という号令のもと、「植えづな」のしるしがある場所に皆で一斉に植えていきます。

田植え

田植えは団体行動で成り立っています。隣の人と協力し合う様子が、よくみられました。

親子で並んで田植え

親子で並んで田植えを行いました。

小さいお子様

小さいお子様も上手に植えていました。

作業後半には、数名が尻もちをつくというハプニング?もありましたが、無事に田植えを終えることができました。

午後は、代掻き前の田んぼで虫取り&泥遊びをしました。
最終的には、ほとんどのお子様が泥だらけに!?都会では体験できない貴重な時間を過ごすことができました。

泥の中は温かい

水温は低かったのですが、「泥の中は温かい」という声が!!

カエル取りに夢中

子どもたちは、カエル取りに夢中になっていました。

まとめとして、自分たちがつかまえた生き物をもとに、田んぼに生息する生き物の特徴を学びました。
とても有意義な時間を過ごすことができました。

メダカ

現在は貴重な魚となってしまったメダカ

ガムシ

水生昆虫「ガムシ」を見つけました。

記事・写真:専門調査員(郷土担当)

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