展示

天体観測室

天体観測室

当館の望遠鏡

東京では、街の灯りが夜空を照らし出し、夜でも空全体が明るくなっています。 このため、星雲や銀河など暗い天体の観測が難しくなってしまいました。一方、月や惑星などは街の中でも充分観測することができます。 このような環境下で性能を発揮できるように、当館の望遠鏡は暗い天体の観測よりも、都会でも見ることのできる月や惑星、 明るい天体などをより鮮明に観測することに主眼をおいています。

当館の望遠鏡は星の観望会「かつしか星空散歩」などの事業で一般公開し、区民の皆さんにご利用いただいています。

天体望遠鏡

当館の天体観測室に設置されている望遠鏡は、ニコン製の25センチメートル屈折クーデ式天体望遠鏡です。都会でも見ることのできる月や惑星、明るい天体などをより鮮明に観測することに主眼をおき、像が安定し、コントラストに優れた屈折式を採用しました。

観測が楽なクーデ式

クーデ式とは、接眼部が、鏡筒ではなく架台についているタイプの望遠鏡です。対物レンズで集められた光は、2枚の平面鏡によって反射され、架台南側の接眼部に導かれます。
クーデ式の接眼部は、望遠鏡の向きにかかわらずいつも固定されているため、 車椅子の方や、子どもから大人まで椅子に座って楽な姿勢で観測できます。

観測機器

当館の望遠鏡は「かつしか星空散歩」などの事業で一般公開し、区民の皆さんにご利用いただいている他、博物館天文ボランティアや天文スタッフによる観測活動、映像資料収集などのためにも利用されています。
観測によって得られた資料は、プラネタリウム番組や天文事業、ホームページなどで活用されています。

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