展示
特別展「秀吉来襲」

群雄割拠していた戦国時代に終止符を打ったのは、豊臣秀吉による統一政権の樹立でした。秀吉は織田信長が本能寺の変で倒れた後、その政権基盤を継承し、次々と各地方の大名を服従、打倒していきました。最後の総仕上げが関東の覇者北条氏攻略でした。
秀吉は北条氏への臣従を求め、両者は折衝を重ね一時は融和に傾きましたが領地問題から最終的には対立は避けられず、天正18年(1590)、秀吉は諸大名を動員し、北条氏を攻めました。北条氏の本城であった小田原城を多勢で取り囲む一方で、支城も次々と攻略していきました。葛飾区青戸に所在していた葛西城もその1つで、豊臣方が攻め寄せてきました。同年7月、北条氏政・氏直父子は降参し北条氏は滅亡しました。この天正18年の出来事は、関東の支配が変わる大きな転換点であったと言えます。
本展示では、16世紀後半の関東における北条氏の勢力拡大指向と、そこに立ちはだかる秀吉の動向、さらに天正18年の秀吉と北条氏の攻防にも焦点をあて、秀吉と北条氏の対決をみていきます。
会場 |
葛飾区郷土と天文の博物館 2階特別企画展示室 |
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会期 |
令和7年11月22日(土曜日)から令和8年1月18日(日曜日) |
開館時間 |
午前9時から午後5時まで、祝日以外の金曜日・土曜日は午前9時から午後9時まで |
休館日 |
月曜日(祝日は開館)、第2・第4火曜日(祝日は開館し翌日休館)。 |
入館料 |
大人100円、小・中学生50円、幼児無料(土曜日は中学生以下無料) |
観覧料 |
無料 |