教育利用
高等学校向け 学習番組
高等学校の地学分野の学習投映にも対応いたします。
標準的な展開例はありませんので、事前に打ち合わせをさせていただき、内容を準備いたします。 また、季節の番組をご覧いただくこともできます。
ここに紹介するのは、ある都立高校の2年生向けに実際に行った学習投映の概要です。
高校2年生向け学習投映例(60分)
- 導入
今日の学習内容について
天頂、方位の確認 - 日の入り
西を正面にして、日の入りの様子を見ます。 - 今夜の星空
当日見える主な星座を紹介します。
恒星の色、表面温度とスペクトル型などについても触れます。 - 夜空の星の位置の表し方
星座とは夜空を88に区分けするために使われていることを解説します。
地球で緯度・経度を使うように、天球では赤緯、赤経を使って星の位置を表します。
天の赤道、天の北極について説明します。
全天に赤道座標線を投映し、実際にいくつかの恒星の赤経・赤緯を測定します。
赤経0時、6時、12時、18時が南中した時に見える星座(各季節の代表的な星座)について。
天文展示室にあるティコ・ブラーエのアーミラリーは、天体の赤経・赤緯を精密に測定するために作られたことを紹介します。 - 太陽の動き
春分点について説明する。
太陽は黄道上を年周運動することを説明する。
太陽の年周運動の様子を投映し、当日、冬至、春分、夏至、秋分の太陽の天球上の位置を見て、季節によって見られる星座が違う理由を考える。 - 惑星
惑星の年周運動を投映し、惑星の動き、特に順行と逆行について解説する。 - 太陽系
地球を飛び出し、太陽系を俯瞰、太陽・水星・金星・火星・小惑星帯・木星・土星・天王星・海王星・太陽系外縁天体を解説します。