郷土と天文の博物館ブログ

「亀有」という地名の由来

2020年1月23日

令和2年1月17日(金曜日)放送のテレビ東京『所さんのそこんトコロSP』の"駅名の由来を大調査"のコーナーで、「亀有」の名前の由来が紹介されました。(当博物館もチラッと登場しました)
短くまとめると、
"一帯が田んぼで低湿地帯だったこの地域は、秋になるとお米-藁(わら)をかけて干していて、その光景が亀の甲羅の凹凸に似ていた。そこから亀はいないが亀を成していたので「亀無」に。しかし「無し」は縁起が悪いので、「亀梨」を経て、「亀有」になった。※諸説あります"
との紹介でした。

記録に残る最初の地名が「亀無」→無しは縁起が悪いので「亀梨」を経て→現在の「亀有」になったんですね。

地誌類を参照すると、梨の実をありの実と言い換えることもあったことから、「亀梨」を「かめなし」ではなく「かめあり」と読んでいた可能性も否定できません。しかし当時どのように読んでいたかは現在までわかっていません。

また、地形分類図を参照すると隆起砂州(さす)と言って、現在の亀有駅の北側一帯が微高地だったことが伺えます。この微高地が亀の甲羅の様な形をしていたことを由来とする説や、低湿地帯でたくさん亀が生息していたことを由来とする説も存在しています。

普段慣れ親しんでいる地名も、歴史を紐解くと面白いですね。

ちなみに、葛飾区が発行している「葛飾区史」のにも地名の由来を掲載しています。書籍は博物館のレファレンスでご覧いただけます。葛飾区史ホームページでは電子版(PDF)をご覧いただけます。
(掲載ページは、書籍:142ページ・180ページ、電子版:第3章の1ページ目・第4章1節の1ページ目)

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