郷土と天文の博物館ブログ

宵の空の惑星たち(2021年11月)

令和3年11月20日

2021年11月、日の入り後の南から南西にかけての空に、金星・土星・木星が勢ぞろいしています。

写真:2021年11月10日18時頃 博物館の屋上から見た木星・土星・月・金星

南西の空低く、ひときわ明るく輝いているのが金星。
南の空高く、明るく輝いているのが木星。
そして、木星から斜め右下にぽつんと輝いているのが土星です。
この写真を撮影した11月10日は、近くに月も見えていました。

これらの惑星は、12月頃まで東京でも簡単に見つけることができるので、ぜひ夕方の空で探してみてください。

望遠鏡でこれらの惑星を見てみましょう。

写真:金星 2021年11月13日撮影

金星は、太陽に照らされて、欠けているようすがわかります。

写真:木星 2021年11月13日撮影

木星の縞模様は、自転とともに少しずつ変化していきます。

写真:木星と衛星 2021年11月13日撮影

また、木星の近くには、4つの衛星が見えています。

写真:土星 2021年11月13日撮影

土星も、よく見ると縞模様が見えています。

写真:土星のリングの変化

地球から見える土星のリングの傾きは、毎年少しずつ変化しています。

記事・写真:博物館学芸員(天文担当)博物館専門調査員(天文担当)

郷土と天文の博物館ブログ一覧

ページ先頭へ戻る