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宵の空の惑星たち(2021年11月)
令和3年11月20日2021年11月、日の入り後の南から南西にかけての空に、金星・土星・木星が勢ぞろいしています。

南西の空低く、ひときわ明るく輝いているのが金星。
南の空高く、明るく輝いているのが木星。
そして、木星から斜め右下にぽつんと輝いているのが土星です。
この写真を撮影した11月10日は、近くに月も見えていました。
これらの惑星は、12月頃まで東京でも簡単に見つけることができるので、ぜひ夕方の空で探してみてください。
望遠鏡でこれらの惑星を見てみましょう。

金星は、太陽に照らされて、欠けているようすがわかります。

木星の縞模様は、自転とともに少しずつ変化していきます。

また、木星の近くには、4つの衛星が見えています。

土星も、よく見ると縞模様が見えています。

地球から見える土星のリングの傾きは、毎年少しずつ変化しています。
記事・写真:博物館学芸員(天文担当)博物館専門調査員(天文担当)