郷土と天文の博物館ブログ

限りなく皆既に近い部分月食(2021年11月19日)

令和3年11月20日

2021(令和3)年11月19日に起きた月食は、月の98%が地球の影に入るため、限りなく皆既月食に近い部分月食となりました。

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写真:雲間に見えた月 2021年11月19日17時17分

17時すぎ、北東の空の低いところに、すでに大きく欠けた月が昇っていましたが、雲が多く、形はあまりわかりませんでした。

 

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写真:最も欠けた頃の月 2021年11月19日18時3分

月が一番欠ける18時頃、雲の中から月の姿がはっきり現れました。下側で明るく光っているところ以外は、全て地球の影に入っています。地球の影の中は真っ暗ではなく、地球の大気を通った太陽の赤い光が入り込み、赤黒く見えます。

次に東京で見られる月食は、2022(令和4)年11月8日の皆既月食です。

記事・写真:博物館学芸員(天文担当)

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