郷土と天文の博物館ブログ

細~い金星(2022年1月9日)

令和4年1月13日

2022(令和4)年1月9日は、地球・金星・太陽がほぼ一直線に並ぶ『内合』でした。この時、図のように、金星は地球から見て太陽の方向にあるため、観測が非常に難しくなります。

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金星の内合

この時の金星を望遠鏡で撮影してみました。太陽から5度ほど北に離れたところに、とても細い姿を捉えることができました。
この内合を境に、これまで夕方の空に見えていた金星は、夜明け前の空に見えるようになります。

※この写真は正確に金星に向けられる望遠鏡を使い、安全を確保して撮影したものです。一般の望遠鏡・双眼鏡・カメラを太陽に近い金星に向けないでください。太陽の強い光のために失明する危険があります。

記事・写真:博物館学芸員(天文担当)

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