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太陽の黒点が良く見えています(2022年4月22日・5月18日)
令和4年4月22日当博物館の天文展示室にある太陽展示コーナーでは、屋上に設置された太陽望遠鏡がとらえた「今」の太陽を観察できます。
丸く映っているのが太陽の表面である光球です。表面温度は約6000度です。
2022年4月22日
撮影:2022年4月22日 午前10時
光球のところどころにあるシミのようなものが黒点で、暗部と周囲の半暗部からできています。まわりより温度が低いため、暗くみえます。暗部の温度は約4000度、半暗部の温度は約5000度です。
黒点は太陽表面の温度変化などにより、常に変化しています。写真は令和4年4月22日に撮影したものですが、地球の大きさと同じくらいの大きな黒点も見られました。
光球の縁に見られる、白くぼやっとした部分(拡大写真の左下付近)が白斑で、まわりより温度が高い部分です。温度は約7000度です。
太陽の活動の活発さは、黒点の増減に表れます。黒点が多く出現するほど活発になっています。
黒点は刻一刻と変化しています。お天気が良いことも条件ですが、もしかしたらご覧になれるかも知れません。
2022年5月18日
撮影:2022年5月18日 午前9時30分
記事:博物館学芸員・専門調査員(天文担当)、写真:専門調査員(情報担当)