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夏休みイベントレポート2025@天文展示室
令和7年10月8日天文展示室では「夏休みイベントレポート2025」として、夏休み中に開催した天文関係のイベントについて展示しています。「夏休み・星の学校」「望遠鏡を作ろう」「湯絞り体験教室」の3つで、いずれも夏休みの恒例イベントとなっています。
夏休み・星の学校
小学3~6年生を対象とした講座「星の学校」は、夏休み・冬休み・春休みの年3回開催しています。お話を聞いて工作や観察をすることで、星や宇宙について学びます。活動を通じて子ども達同士でのグループワークも体験できます。
令和7年の夏休みは「土星」をテーマに学習しました。
土星についてのお話を聞いた後、土星の見え方の違いを自分の目で見て体感できる模型を作りました。参加した子ども達からは、他の惑星のことも知りたい!といった嬉しい感想がたくさん出ました。

土星を観察する年によって、土星のリングが見えたり見えなかったり、表面が見えたり裏面が見えたりしますが、なぜそのように見た目が変わるのか。展示中の模型をのぞいて体感しよう!
※学習テーマは毎回変わるため、内容や工作の有無などは毎回変わります。

望遠鏡をつくろう
小学5年生~中学生を対象とした講座「望遠鏡をつくろう」は、毎年夏休みに開催しています。
紙製の天体望遠鏡(レンズの直径4センチ)を工作した後、仕組みや像が上下左右逆さまに見えることなどを学びました。そして家でも使えるように、使い方の練習もしました。小さいけれど、月のクレーターや、木製の縞模様、一等星の色の違いも楽しめます。

湯絞り体験教室
小学5~6年生を対象とした民俗と天文のコラボ講座「湯絞り体験教室」は、毎年夏休みに開催しています。
プラスチックが開発される前に人形などおもちゃの材料などとして一般的だったセルロイド。葛飾の代表的産業であったセルロイドの加工で使われた「湯絞り」を体験し球体をつくった後、惑星について学び、絵具で着色しオリジナルの星の模型を完成させました。

いかがでしたか?興味を持たれたらぜひ次回応募してみてください。
「星の学校」は、長期休み(春・夏・冬休み)前に募集します。「望遠鏡をつくろう」「湯絞り体験教室」は、夏休み前に募集します。当館ウェブサイトのイベントページや広報かつしかでお知らせしますが、募集期間が短いことがありますので、ご注意ください。
展示は令和7年10月末まで。博物館にお越しの際には、天文展示室のコーナー展示ものぞいてみてください。
記事・写真:博物館専門調査員(情報担当)