プラネタリウム
シンフォニー・オブ・ユニバース 第5番 大宇宙のハーモニー
宇宙の闇に満ちあふれる光の調べ。

クラシックの名曲たちと、プラネタリウムが奏でる
鮮やかなシンフォニー。
天体たちが奏でる、さまざまな『光』のハーモニーに
耳を傾けてみましょう。
予告動画

七色の虹の彼方には、
目では見ることができない世界が広がっています。
- チャイコフスキー:「弦楽セレナーデ」より第一楽章

星の誕生現場を包み込むガスから、
暖かな調べが聞こえてきます。
- グリーグ:「ペールギュント」より「ソルヴェイグの歌」

中性子星、そしてブラックホール…
激しく活動する天体たちが奏でる激しい調べ。
ファリャ:「恋は魔術師」より「火祭りの踊り」

宇宙からの「見えない光」や光を組み合わせると、
天体が奏でるハーモニーを見ることができます。
- ムソルグスキー作曲/ラヴェル編曲:「展覧会の絵」より
- 序曲 チャイコフスキー:「眠れる森の美女」より「ワルツ」
- 終曲 エルガー:「威風堂々」
虹の彼方からやってくる宇宙の調べ

私たちが見ることができる『光』は、宇宙からやってくる情報のごく一部でしかありません。
七色の光の先に続く、赤外線、電波、紫外線、X線、ガンマ線で宇宙を見ると、これまで見えなかった宇宙の姿が浮かび上がってきます。
星を生み出すガスの雲、生まれたての星に温められたガス、激しく活動する天体…。
さまざまな『見えない光』が奏でる、大宇宙のハーモニーをお楽しみください。
登場するクラシックの名曲たち
- チャイコフスキー:「眠れる森の美女」よりワルツ、「弦楽セレナーデ」第1楽章
- グリーグ:「ペール・ギュント」より「ソルヴェイグの歌」
- ファリャ:「火祭りの踊り」
- ムソルグスキー/ラヴェル:「展覧会の絵」より ほか
今回の選曲のコンセプトは『鮮やか』。
宇宙からやってくる様々な『光』のハーモニーを意識し、色彩感あふれる個性的な曲を選んでみました。
ついに『デジタルユニバース』を超えた!
平成19(2007)年、当館が日本で初めて導入した『デジタルユニバース』。アメリカ自然史博物館がNASAの協力のもとに開発した三次元デジタル宇宙地図で、世界中の研究機関によるさまざまな天文学データをリアルタイムで映像化できます。もちろん、さまざまな波長で見た宇宙を演出することもできます。
今回の番組では、これらのデータを活用するのはもちろんですが、その後発表された内外の最新天文学データを、デジタルプラネタリウムに連動してリアルタイムに演出する機能を独自に開発。言わば『葛飾版・デジタルユニバース』。
世界水準の番組制作技術を持つ当館だから実現できた、最新の宇宙の姿にもご注目ください。
銀河系の水素ガスの分布を、電波望遠鏡での観測に基づいて表しました。
外から見た銀河系の姿は、電波の観測からわかってきました。
映像提供:中西裕之氏(鹿児島大学)
国際宇宙ステーションの日本の実験棟「きぼう」に搭載された観測装置の映像。
ブラックホールやばるさーなど、激しく活動する天体が明るく輝いています。
映像提供:JAXA,Riken,MAXI team
アメリカをはじめ、日本やヨーロッパが共同で観測している宇宙望遠鏡。
バルサーなど、激しく活動する天体の分布がわかります。
映像提供:NASA/DOE/Fermi LAT Collaboration