プラネタリウム
第96回 2018年、ふたたび月へ 人類の、新たな月へのチャレンジ
最近、月の話題が多いと思いませんか?1月末の皆既月食はもちろんのこと、日本のグループの月探査レースへの参加、日本がアメリカの月ステーションへ参加を検討するなど。実は世界的に盛り上がっている「ふたたび月へ」の機運、その最新情報と展望をじっくり、わかりやすく語っていただきました。
概要
日時
平成30年3月31日(土曜日)
講師
寺薗 淳也(てらぞの じゅんや)氏
会津大学 准教授<
講演プログラム(当日配布したレジュメより)
- 日本の月探査
最新の日本の月探査について解説します。SLIM計画、うずめ計画、SELENE-R、HAKUTOについての解説です。 - 世界の月探査 世界は再び、「ふたたび月へ」
ここのところ、月探査について世界中で大きな流れができつつあります。最新の月探査の流れを追いながら、その中でも重要な地位を占めそうなアメリカの計画「深宇宙ゲートウェイ」を中心として解説します。 - 民間の月面輸送
世界的な「官から民へ」の流れは宇宙開発にも及んでいます。そして、月輸送・月探査についても、民間参入が相次いでいます。ここでは現状で発表されている月輸送・月探査構想についていくつか述べていきます。 - 問題点
しかし、この世界的な月探査の流れ、実は大きな問題をはらんでいます。どのような問題があるのでしょうか。日本と世界の月探査、そして民間月輸送、それぞれの問題点について解説します。 - 私たちはどうすればよいのか?
月探査はついつい「夢やロマンがある別世界のできごと」と考えがちです。しかし、巨額の費用がかかる月探査は、私たちの税金で実行されるかも知れないのです。では、私たちはどう向き合えばいいのか。講演の結論として、私たちの向き合い方を考えます。
- 質疑応答